No.084 The Last Fried Shrimp☆ 

 2026-03-08掲載 
有馬富士公園にある、夏から初秋にかけてリスを魅了してきたアカマツ(No.72参照)が、松枯れに感染してあえなく伐採されてしまいました。この写真は、アカマツが元気だった頃に撮影したものです。

そして、このアカマツが伐採されて切株だけになった光景を撮影したのが下の写真です。
(注) この写真にある遊歩道に大きくせり出したアカマツの枝は、伐採されたアカマツのすぐ隣に植栽されたものです。

1月下旬に見た時は、切株の切断面が新鮮だったので、たぶん伐採されてからほとんど日が経ってないのでしょう。

この遊歩道沿いには、他にも多くのアカマツが植栽されていますが、リスは他の個体には目もくれずに、ひたすらこのアカマツのマツボックリだけを食べ続けてきました。たぶん、このアカマツが無くなると、この遊歩道沿でリスのエビフライを目にすることは、この先無いだろうと思われました。
ところが、伐採されたアカマツの切株に近づいてみると、なぜかリスがマツボックリを食べた痕跡が認められたのです☆

切株の上だけでなく、その真下にもエビフライが....

さらに、周囲を見渡すと、この切株から数m程離れたところにある古いアカマツの切株が目につきました。

近づいてみると、その上には...

なんと、切断面を覆い尽くすかのような大量の鱗片とエビフライが〜☆☆

切株の背面に回り込むと、切断面が二段になっていて、その下段にも1尾〜☆☆☆

このシーンを目撃した時、リスが不味いのを我慢して隣接したアカマツのマツボックリを食べたものだとばかり思っていました。ところが、食痕をよく見ると、鱗片の先には土が付着していたのです。たぶん、伐採されたお気に入りのアカマツが元気だった頃に、地面の下に貯蔵しておいたマツボックリを掘り出してきて、食糧が乏しいこの時期にここで食べたのでしょう。
これらのエビフライを全て採集して、3月上旬まであらたなエビフライが出現するのを心待ちにしていたのですが、この日を最後に周辺でエビフライを見かけることはありませんでした。残念ながら、私が採集したこれらのエビフライが、リスがお気に入りだったアカマツのマツボックリから創った “ 最後のエビフライ ” だったのです。