No.066 小さくても、ちゃ〜んとエビフライ♪ 

 2025-06-16掲載 
有馬富士公園は、敷地面積がおよそ180haもある県内有数の自然園です。中でも、有馬富士の麓にはほとんど人が立ち入らない広大な林が拡がり、そこにはエビフライのハンティングエリアとして申し分ないたくさんのアカマツが繁茂しています。

昨年末から、この辺りを隈なく探索したところ、それらの中で冬から春にかけてリスを魅了し続けたアカマツを見つけました。

この写真の中央の奥にある幹の太い木がそれです。樹上の様子は、周囲の樹木の枝葉に遮られて、地上から全体の様子をうまく撮影することができませんでしたが、相当な量のマツボックリが結実していました。

マツボックリのサイズは平均的なアカマツのものよりもかなり小さめで、リスは一度に5〜6個食べたぐらいではお腹の足しにならないせいか、週末毎に訪れる度、樹下にたくさんのエビフライが落ちていました。その数は少ない時で30個、多い時は80個前後もあって、1月中旬から5月初旬までの間、その状況が途切れることはありませんでした。結果、当該期間内にこの個体の周囲で見つかったエビフライの総数は、優に700個を超えていました☆

以下に、3月9日に撮影したこのアカマツの周辺で見つけたエビフライのある風景をいくつか紹介します。

◎ 例1 樹の根元
アカマツの手前にあるV字型の木の根元に注目!


◎ 例2 地面から浮き上がった倒木の根元

倒木の根元には、ビッシリと緑の絨毯が♪♪


◎ 例3 朽ち果てた木の根元

たくさんの落葉に埋もれた木の根元の上に、2尾〜♪♪

そして、その周囲にある落葉の上や下からも、たくさんのエビフライが〜♪♪♪♪


当日採集したエビフライは、全部で62尾でした☆


リスがこの個体のマツボックリを食べてできたエビフライの中には、1円玉と同程度のサイズのものがたくさん含まれていました。
普通はこれぐらい小さなものになると、とてもエビフライには見えないのですが、ここで採集したものの中には、小さくてもしっかりエビフライしているものが結構見受けられましたよ〜☆☆