No.061 汚れた鱗片 

 2025-05-17掲載 

タイトル 『 松の木ではありませんが... 』 の中で、宰相ヶ岳の麓にある歪曲した檜の根元でリスがマツボックリを食べていた話をしました。実はこの檜の根元、この辺りでは冬から春にかけてリスがマツボックリを食べるお気に入りのお食事処で、ここを通り掛かると大抵エビフライが置いてあるんです☆

この日も、根元にできた窪みとそこから盛り上がったところに、それぞれ1尾ずつマツボックリを食べた痕跡が認められました。ただ、3月までとは少しばかり様相が異なり、マツボックリを食べた後の齧り取った鱗片やエビフライが、この時期のマツボックリを食べたものとは思えないぐらい新鮮だったんです☆☆

まるで、夏から秋にかけて採取したばかりの未熟なマツボックリを食べたもののようでしたが、よく見るとこれらのエビフライの頭や尻尾の先、そして齧り取った鱗片の先には、たっぷりと土が付着していました。たぶん、これらは土中に埋めておいた未熟なマツボックリを掘り出して食べた、すなわち貯食したエビフライのようですね。

それにしても、未熟なうちに採取して土中に埋めて置くと、半年前後が経過してもマツボックリってこんなにも鮮度がいいんですね〜♪驚きました〜♪♪