No.057 途中からエンジンぜんか〜い♪
2025-05-01掲載
同じ種類のマツボックリでも、その食べカスであるリスのエビフライの形態は様々です。小さなアカマツのエビフライを見ていると、違いがあることに気づきにくいかもしれませんが、大きなテーダマツのエビフライを見ているとそれがハッキリと判ります。
タイトル 『 スティック状のエビフライ 』 でもふれましたが、リスが占有する松の個体によってエビフライの形態が異なる傾向が認められることから、エビフライの形態にはリスの食べ方の個性が関与していると考えられます。
今回紹介するエビフライのある風景は、道場町生野のテーダマツの森にある特定の個体の樹下で撮影したものです。
エビフライの頭に相当する部分は、ごく普通に鱗片を齧り取って種を取り出していますが、全体の半分から2/3ぐらいまでくると一変して、尻尾に至るまで鱗片を根元から剥ぎ取るように食べています。単なる気まぐれかと思いきや、樹下に散らばるエビフライは悉く同じ形をしているので、たぶんこれがこの個体を占有しているリスの個性なんでしょう☆
これらのエビフライは、何か別のものに例えるとすれば 『 リスのフランクフルト 』 といったところでしょうか?? それにしてもこのリス、アクが強過ぎます〜♪♪