No.053 Dig & Insert ☆
2025-04-03 gooブログ掲載
テーダマツの根元付近で奇妙な光景を目撃しました。何者かが地面に掘った穴の中に、エビフライが頭の部分を下にして挿し込まれていたのです☆
これを目にした時には、「 倒木にできた窪みや裂け目だけでなく、地面にできたちょっとした穴でも、リスはエビフライを挿し込むのに利用することがあるんだな 」 ぐらいにしか感じていませんでした。ただ、穴のすぐ脇にたくさんの齧り取った鱗片があるのに、エビフライを抜き取った穴の中に鱗片が一つも入っていなかったことに、少し違和感を覚えました。
それから数ヶ月が経ったある日、今度は別の場所で、地面にできた穴にアカマツのエビフライが挿し込まれているのを目撃したのです☆☆
実は、その前日に同じ場所を訪れた時には、ここに穴はおろかエビフライすら無かったので、このシチュエーションは極めて短時間のうちに形成されたものであることは確かです。しかも、数ヶ月前に目撃したテーダマツのエビフライと同様に、この時もエビフライを抜き取った穴の中には鱗片が入っていませんでした。
地面スレスレから見ると、エビフライの尻尾以外は穴の中にあることが判ります。
もしも事前に穴が掘られた場所でリスがマツボックリを食べたのなら、穴の中にもたくさんの鱗片が入っていたはずですが、それが無かったということは、マツボックリを食べ終えたリスがそこにわざわざ穴を掘ってエビフライを挿し込んだとしか考えられません。
エビフライは食べカスですから、リスが土に穴を掘って食糧を埋める貯食行動の対象物には該当しません。にもかかわらず。食後はその辺に放置しておけばいいエビフライを、わざわざ穴を掘ってそこに目立つように挿し込んでいたのですから、リスがなんらかの目的をもって意図的にこのような行為に及んでいることに、もはや疑いの余地はないでしょう☆