No.051 挿し込まれたエビフライ 

 2025-03-24 gooブログ掲載 
羽束山の岩盤がむき出しの斜面は、表土が薄いせいか倒木が至るところに転がっています。4月の中頃、それらの一つでリスのエビフライを見つけました。エビフライは朽ちてできた窪みの端のところに、一見すると尻尾を上にして立てかけてあるようでしたが、尻尾に触れてみると、窪みに繋がる樹皮の亀裂にしっかりと挿し込まれていたのです☆

画面の中央に横たわる倒木に着目してください。

ちなみに、この倒木にできた窪みの中や、倒木の下の地面には齧り取られた鱗片が見当たらなかったので、リスはこの倒木の上でマツボックリを食べたのではなさそうです。

タイトル 『 窪みに入れるのには訳がある 』 や 『 わざわざ小さな窪みの中に... 』 で紹介した、倒木にできた小さな窪みの中にエビフライを入れる行為もそうですが、人気のない山や林の中では、リスが食べカスであるはずのエビフライを活用していると思われる光景にしばしば遭遇します。
次回から2回連続で、リスが特定の場所にエビフライを故意に設置したと思われるシチュエーションを紹介しますが、それらをご覧になれば、リスが単なる偶然ではなく意図的にエビフライを活用していることに、もはや疑いの余地は無くなるでしょう。