No.044 鱗片の山の中から... 

 2025-02-21 gooブログ掲載 
前回、テーダマツの根元に形成された鱗片の山について紹介しましたが、いったいどれぐらいの鱗片がここに蓄積しているのか、とても興味がありました。

そこで、最も鱗片が厚く堆積していると思われる山の頂上部から、鱗片が無くなるところまで、木片をスコップ代わりに穴を掘ってみることにしました。

少し掘ると、水分を帯びて黒く変色した鱗片が現れましたが、そのまま掘り進むと、細い棒切れのようなものに行く手を遮られました。穴を拡張して、その棒切れのようなものを取り出してみると、なんとそれは腐食したリスのエビフライだったのです☆

ちなみに、このエビフライが埋まっていた深さを確認するために、穴から取り出した長さが100mmぐらいのエビフライを、頭を下にして再び穴の中に垂直に挿し込んでみました。

すると、ちょうど尻尾の先が山の頂上と同じ高さになりました。その後、さらに鱗片の山を掘り進んでいくと、最終的に深さが150mmぐらいのところで鱗片が底をつきました。
たぶん、何世代にもわたってこの個体を占有してきたリスたちが、この鱗片の山を築き上げたんだと思いますが、この状態になるまでにどれぐらいの年月を要したのでしょうか?