No.042 エビフライが降る森
2025-02-16 gooブログ掲載
道場町生野の山中には、小規模なテーダマツの林が点在しています。タイトル 『 遊歩道に散らばる大きなエビフライ 』 で紹介したのもその一つですが、中には林というよりも、山の斜面の片側に70〜80体もの立派なテーダマツが植林された森のようなところもあります。
このテーダマツの森に至る山道は舗装されていますが、普段はほとんど(というか全く)人通りがありません。森の中は薄暗く、まったく手入れが為されておらず、あちらこちらに朽ちた倒木が散乱しており、斜面には足が埋没するぐらいの枯れた松葉が降り積もっています。
森の中を探索していると、角の先が私の背丈を上回る大きなシカが、笹藪を押し分けて出てきたり、森の中をもの凄いスピードで走り回っている姿をしばしば目にします。初めてここを訪れた時には、かなり面食らいましたが、私がよくエビフライ探索に出掛ける有馬富士公園に隣接した大原地区の林の中でも、頻繁にシカが出没するので、最近ではそれほど気にならなくなりました。ただ、舗装路に沿った林の中にある熊を捕獲するために設置された罠だけは、今でも見るたびにゾッとします。
さて、道場町生野の山々にはかなりの数のリスが生息していて、至るところでその姿を目撃します。このテーダマツの森にもいるみたいで、山の斜面に聳え立つ巨大なテーダマツの周りからは、たくさんのエビフライが見つかりました。とりわけ、リスがお気に入りと思われる個体の下で採集していると、5分間隔ぐらいで頭上から延々とエビフライが降ってきました☆
そして、樹上から投棄されたエビフライが斜面を滑り落ちて、枝や倒木に引っ掛かった場所には、驚くほどたくさんのエビ溜まりができていたのです〜☆☆
この森には、テーダマツの他に落葉系の樹木(アベマキ等)もあって、斜面には枯れた松葉といっしょに落葉樹の葉も降り積もっています。テーダマツのエビフライはアカマツに比べて少しばかり重量があるので、リスが樹上からエビフライを投棄すると、落葉の上で 『 パサッ!』 と乾いたいい音がするんですよね〜♪ 私の好きなドングリが、枯葉の上に落ちてきた時と同じ音がするんです♪♪ その音に耳を傾けながらエビフライを採集している時は、ホント最高の気分でした〜☆☆