No.038 近くに似たようなエビフライが... 

 2025-01-31 gooブログ掲載 
前回、有馬富士公園にあるアカマツで、頭に鱗片がそのまま残ったエビフライばかりが根元に落ちていた話をしました。実は、その翌日再び現地を訪れたら、そのアカマツから20メートルぐらい離れたところに立つ別のアカマツの下にも、同じような特徴をもつエビフライばかりが落ちていたのです。

この個体は、山の傾斜面にある山道沿いに立地しており、手前の山道にはあちらこちらにたくさんのエビフライが落ちていました。

この個体から伸びる枝の下に、鱗片が広範囲に散らばっていたことや、樹下に鬱蒼と茂る藪の途中にある枯れ落ちた松葉溜まりにエビフライが引っ掛かっていた様子から、リスは主に樹上でマツボックリを食べていたと思われます。

周囲には、これらの他にもアカマツが至るところにあって、リスが贔屓にしている個体からは多数のエビフライが見つかりました。ただ、頭部に鱗片が残ったエビフライばかりが落ちていたのは、この個体と前回紹介したものの2体だけでした。

エビフライの形状にリスの個性が反映されているとすれば、これら2体のアカマツは同じリスが占有しているのかもしれませんが、食事のマナーが親リスから子リスへと伝授されることを考慮すれば、こういう食べ方を受け継いだ血縁関係にあるリスが近くにいて、個別に占有していたりするのかもしれませんよ〜♪♪.