No.014 リスの立て札
2024-07-13 gooブログ掲載
土手の上にある大きな松の木が伐採されて、林間に浮かぶ丸太の橋ができていました。
林を真っ二つに分断するかのような橋を歩いて渡ろうとしたら、ちょうど丸太の頂上付近に1尾のエビフライがありました。すぐそばには、マツボックリを齧り取ってできた鱗片が散乱していたので、たぶんリスはここでお食事をしたのでしょう。
リスはこの場所でただ食事をして、その食べカスであるエビフライを捨てていっただけなのかもしれません。ですが、私にはエビフライがリスの縄張りを主張するためのアイテムかもしれないという考えが念頭にあるので、どうしても 『 この橋渡るべからず 』 という意味を込めて、リスがここにエビフライを設置していったように思えてならないのです。
橋の袂にあった 『 この橋渡るべからず 』 の立て札を見た一休さんは、得意のとんちで “ この橋の端 ” を渡ることで問題を見事にクリアしました。でも、さすがの一休さんもこの “ 丸太の橋の端 ” を渡るのは容易ではないでしょう。
一方、リスの場合は、このエビフライが縄張りを主張するアイテム(立て札)だとしたら、設置した当事者以外のリスはこのエビフライを避けるように、丸太の側面(端)を駆け抜けていくのではないでしょうか。一休さんでもクリアできそうにないこの問題を、木登りが得意なリスはいとも簡単にクリアしちゃうかもしれませんね☆ もっとも、リスに “ 端 ” という概念があるかどうか定かではありませんが...。