No.006 エビフライのようで、エビフライでない 

 2024-06-23 gooブログ掲載 
平坦で人通りの多い山道を歩いていると、しばしば奇妙なマツボックリを目にすることがあります。

それらは、パッと見リスのエビフライのような形をしていますが、どちらかというと 『 愛・地球博 』 のマスコットキャラクターの “ モリゾー ” か、あるいは 『 ダーウィンが来た! 』 に出てくる “ ヒゲじい ” によく似ています。

歯の悪いリスが作ったものなのか、あるいは鱗片がスジっぽかったらこんなエビフライになるのかなと思って師匠に尋ねたところ、 “ これらは人や動物が踏んだマツボックリから鱗片が脱落したもので、リスのエビフライではない ” との事でした。
師匠がおっしゃる通り、これらと同じ場所にあった別のマツボックリの中には、片側半面の鱗片だけがきれいに脱落したものがあったので、やはり通りがかった人に踏まれてできたものなのでしょう。
本物のリスのエビフライと比べると、踏まれてできたものはどれもエビフライの尻尾に相当する部分が欠損していたので、この部分に着目すれば本物と贋物を区別できるのかもしれません。

な〜んて思っていたのですが、真贋の判定はそれほど単純ではないことが後日明らかになりました。

To be continued